• 2017.08.30

夢みるチカラ


MEGAMI MUSICプロデューサー篠原です。主に葦木啓夏の音楽活動の支え役。いろいろトータルプロデュース、作詞、場合により編曲(アレンジ)などもしています。時折、イベントプロデュース、もろもろのコンセブトデザインもしたりします。つれづれなるままにブログを書いています。


中ッ原遺跡(ナカッパライセキ)でのイベントが3日後に近づいてきたのでそれに関係することを書きたいです。茅野市の湖東にある中ッ原遺跡は古くから縄文遺跡として有名な場所でしたが何度かの発掘作業を通して出土したのが、今や国宝となった仮面の女神です。約3500年前のもの。2000年8月23日に出土して、棚畑遺跡のこと(工場分譲で埋め戻し、遺跡としての保存がほとんどされていない)もあり、中ッ原遺跡の一部が公園化され保存されています

この中ッ原遺跡、実家のすぐ近くなので僕の散歩コースだったのです。仮面の女神が国宝になるまではほとんど誰にも知られず、来る方も少ない寂しい公園でした。「なんかここのナカッパラムラのご先祖、ムラの人たちも寂しそうだな。なんか賑わいがあったら、きっと喜ばれるだろうな」と思っていたので、そんな動機ではじめたのがChino縄文遺跡コンサート&トークです。今年で5年目となります。2年前、仮面の女神が国宝になってからこの遺跡を訪ねる人たちも増えてきましたね。ナカッパラムラのみんな、喜んでくれてますかね?

このコンサート&トークを開催する中ッ原遺跡には、御柱のような縄文時代の柱六本ずらずら〜と並んでるモニュメントが復元されています。今年はライトアップします。とても神秘的かと思います!秋の夜長、闇夜に浮かび上がる復元木柱列に囲まれながら音楽と語り、踊りで過ごす楽しいひととき。縄文時代のお話は、茅野市尖石縄文考古館の守矢館長がお話されます。仮面の女神の発掘担当の方です。面白いお話が聞けると思いますよ。

踊りは、茅野縄文おどり部のみなさんと、古典フラダンス ハーラウレレコアエのみなさん。
茅野縄文おどり部は一昨年、茅野市民館開館10周年で制作された2曲の縄文の歌で踊ります。古典フラダンス ハーラウレレコアエさんのフラダンスは低重心かつハラ(腹)で踊ります。深く大地や自然とつながる踊りです。独特な低重心の姿勢はもしかしたら、出産を表現しているかもしれませんね。すべてを生み出す母なる女神や大地のような存在を想起させてくれます。まさにピッタリ!なのです。

葦木啓夏は歌を担当しいにしえの記憶の扉を開く新曲『夢みるチカラ』を初披露する予定です♪♪

この『夢みるチカラ』仮面の女神はじめ東北地方で出土されている遮光器土偶 (しゃこうきどぐう)などの縄文の独特な思考をヒントをいただきつくった歌です。縄文中期から後期にかけて東日本に広がっていたいろいろまあるくする文化、まつり場や集落、住居、などなどまあるくデザインする文化形態なども非常に興味深いものがありますし、茅野(中部高地)から東北、北海道にかけての縄文文化にはいくつかの共通点がありますね。

個人的にその最大の共通点と考えていることがあります。その共通点は『土偶の目』です。仮面の女神も遮光器土偶も目を閉じています
仮面をして、さらに目を閉じているのが仮面の女神。
目を閉じていながら、心の目は開いている表現をしている遮光器土偶。

下の写真をよく見比べてみてください。

遮光器土偶、、目を閉じてるけど、パッチリと心の目は開いていますね。
そしてもうひとつの共通点はお腹の中が空洞なんですよね。(遮光器土偶の大型のものには空洞のものがある)

この女神さまたちは、自分のお腹(ハラ)という宇宙を見つめて(時には仮面をして)、自由自在に夢をみているのです。

つまりそういうことなんです。

外側の刺激を遮断し、自身の内面(ハラ)にある大宇宙を見つめて、自由自在に夢を見る。これぞ縄文文化の根底にある深い深い精神性です。まるで女神たちは「あなたも自分の内面の広大な宇宙(ハラの中)で自由自在に夢みてください。安心して素晴らしい人生を送ってください。」そんなメッセージを時を超え僕たちに送ってくれているように感じます。これは僕の主観ですが、僕の内面はしっかりこのメッセージを受け取っています。

そしてナカッパラは女神の腹(ハラ)の中の宇宙(中心)という意味なのですね♪

女神のハラの真ん中に星のようなおへそがあります。宇宙の基準点になるような星(おへそ)ですね。これはおそらく北極星も意識されているかなと思いますがナカッパラムラは大宇宙という女神のお腹の中心なんですよね。すべての万物、動鉱植物は大宇宙という大きなお母さんのお腹(ハラ)から生まれた兄弟姉妹であり、その兄弟姉妹が互いに関係し合いながら永遠に生成発展していく世界観をこの土地の縄文人たちは大切にしていたのです。

また仮面の女神が生まれた3500年前といえば、世界の文明も花開き、多くの渡来者たちもこのムラを訪れていたでしょうから、外来、渡来の外的刺激性に目を閉じ、内面を見つめていく必要性はさらに高まっていたと充分、推測できます。仮面の女神そして東北の遮光器土偶が共通する背景を持つのも、そうした切羽詰まった時代背景があるでしょう。特にエジプト文明などは自分以外に大きな権力や権威としての外部の神が存在することが根底にある文化なので、縄文の精神性とは真逆です。外側に神を求めさせ、求めていく渡来の信仰。その対極にあった自分(個々)の内側に自由に夢みるチカラが宿り、一人一人が神であり、創造主であるという精神のあり方。それらは当時は融合できず、どちらかが滅び、滅ぼされるという関係だったのでしょうから。

時代もめぐり、一人の中に宿る夢みるチカラの扉は開かれ、現代の中に溶け出してくるでしょう。『夢みるチカラ』という歌をとおして、みなさんの中に宿るいにしえの記憶夢みるチカラを思い出していただき、その扉を開いていただければこの上なく嬉しいです。

披露前ですが歌詞も入れときますね。

夢みるチカラ
作詞 篠原正司  作曲 葦木啓夏/篠原正司

憶えてますか?
ムラ人たちが 信じてたこと
秘密の鍵で扉開けて
鮮やかな夢 みるでしょう
この風の やさしさに触れ 思い出す
隠された古代の記憶

旅人よ  夢みるチカラ
あなたの中に 私の中に
旅人よ  悲しみ溶かす 虹のように
ともに包もう すべてのものを

憶えてますか?
ムラ人たちが 信じてたこと
秘密の鍵で扉開け
美しい夢 みるでしょう
この花の 香りに触れて 思い出す
閉ざされた先祖の記憶

旅人よ  夢みるチカラ
あなたの中に 私の中に
旅人よ 悲しみ溶かす 雨のように
ともに向かおう あの広い海

旅人よ 夢みるチカラ
あなたの中に 私の中に
旅人よ 拡げた心 踊らせて
ともに向かおう 大きな宇宙(そら)へ

旅人よ  夢みるチカラ
あなたの中に 私の中に
旅人よ  悲しみ溶かす 虹のように
ともに包もう すべてのものを

ともに踊ろう 我らはひとつ!


ナカッパラムラという女神(宇宙、大地)のお腹の真ん中(おへそ)で開催されるお祭り、今年もとても楽しみです。秋の夜長、闇夜に浮かび上がる復元木柱列に囲まれながら音楽と語りで過ごすひととき。縄文と現代のはざまで、未来への思いを馳せてみませんか?

9/2(土)【中ッ原遺跡】縄文遺跡コンサート&トーク2017

仮面の女神パルーンもやってきますよ~~♪



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