投稿者 篠原正司
職業 プロデューサー

~Dragon Blowsに寄せて~

《ショートストーリー》

あの頃は君と僕しかいなかった。
この広い宇宙の中に…
でも全然、さびしくなかったよ。
君がいたから。

あっちに新しい星が生まれたって…
その星に降りてみたり。
そっちに新しい銀河の渦巻きが
出来たからって出かけてみたり、
沢山、一緒に遊んだね。

君は覚えてるかな?
沢山の湧水があるあの星。
遠くの銀河に生まれたあの新しい星のこと。
そこで拾った虹色の石のこと。
僕は今でも持ってるよ。

「これはお互いに持ってようね!」って
約束したけど君の石はちゃんと
君の元にあるのかな?

あんまり沢山の星や銀河ができるから
遊ぶの夢中になってしまって…
いつしか僕と君は離ればなれに
なってしまったね。

それからどのくらいの年月が経ったのか?
数え切れないほどの星が生まれ、
そして死んでいったね。
君に会いたいよ…。

そう最近、気がついたんだけど
あの虹色の石には僕たちが再会する
遠い銀河のことが記憶されていたんだ。
その銀河に行けば
きっと君に会えるよね。

君もその石の記憶に気がつくはずだから。

あっ、いい風が吹いてきたよ。

僕はこの風にのるよ。
そして君がいるあの銀河へ飛んで行こう!

あの星を超えて…。

 

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